10日の日経平均株価は反落後も、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは2万2200円-2万2500円。
きのう9日の日経平均株価は、取引時間の後半に上げ幅を縮小する格好で、上値の重さが意識される動きだった。
9日の米ダウ工業株30種平均は前日比361ドル安の2万5706ドルだった。カリフォルニア州やフロリダ州での感染拡大が懸念されている。NYダウが反落した一方、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新するなど、まちまちだった。
週末要因に加え、主要なETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う換金売りも予想され、手控えムードが広がりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比95円安の2万2385円だった。シカゴ日経平均先物からは節目の万22500円を割り込むことになりそうで、押し目買いは手控えられ、終日弱い強い地合いが続くと考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(9日終値は107円24-25銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=121円前後(同121円57-61銭)とやや円高に振れている。
日程面では、株価指数オプション7月物のSQ算出、6月の企業物価指数など。海外では6月の米生産者物価指数、シンガポール総選挙の投開票。
【好材料銘柄】
■ドーン <2303>
今期経常は13%増で19期ぶり最高益、1円増配へ。また、兵庫県内の2つの消防で映像通報システム「Live119」の本運用を開始。
■トレジャー・ファクトリー<3093>
6月既存店売上高は前年同月比1.0%増とプラスに転じた。
■クリーク・アンド・リバー社<4763>
3-5月期(1Q)経常は34%増益で着地。
■エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>
3-5月期(1Q)経常は65%増益で着地。
■双葉電子工業<6986>
ソフトバンク <9434> 、東京工業大学と共同で有線給電ドローン無線中継システムの実証実験に成功。
■小津産業<7487>
今期経常は12%増益、前期配当を2円増額・今期も21円継続へ。
■コックス<9876>
東証が10日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■BASE<4477>
Eコマースプラットフォーム「BASE」がアパレル生産マネジメントツール「AYATORI」とサービス連携し、オリジナルアパレル製造支援を強化。
■オオバ<9765>
今期経常は6%増益へ。
■ヤマザワ<9993>
今期経常を一転78%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
10(金)
【国内】
オプションSQ
6月企業物価指数(8:50)
《決算発表》
安川電、コスモス薬品、良品計画、アスクル、ライフコーポ、JINSHD、OSG、技研製、ローツェ、ニッケ、USENNEXT、プレナス、リテールPT、CSP、リンガハット、オンワードHD、ダイト、コシダカHD、丸善CHI、柿安本店、カネ美食品、トランザクショ、アレンザHD、キリン堂HD、明光ネット、ヤマザワ、イワキ、タキヒヨー、カンセキ、フィルカンパニ、プラズマ、イージェイHD、ワッツ、ブロッコリー、日本エンタ、システムインテ、トライステージ、jGroup、メディ工房
【海外】
米6月生産者物価指数(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
