【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比301円高の2万2591円81銭だった。
主力株中心に広範囲に買い戻される流れとなっている。前週末の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感は強いものの、コロナ薬やワクチンの開発に対する期待感が全体相場を押し上げる形となった。
ナスダック総合指数の好調が目立ち、過去最高値を更新していることもあって、東京株式市場でもハイテクセクター中心にリスクオフの巻き戻しが入っている。
取引時間中は中国・上海株市場や米株価指数先物の値動きなどに左右される可能性はあるが、日経平均は基本的に戻りを試す展開が想定される。前週末にETF決算に伴う分配金捻出のための売り圧力が下押し圧力となったが、きょうはそうした要因もなく上げ足に弾みがつく可能性もあるだろう。
個別では、ソニーは時価総額10兆円台を回復する場面があった。トヨタ、ファナックが高く、ソフトバンクG、京セラ、ダイキン、ファーストリテが上昇している。
半面、東エレク、アドテスト、富士フイルム、安川電、中外薬、第一三共、エーザイがさえない。
テクニカル的には日アクア(1429)、キャンドゥ(2698)、オプティム(3694)、高圧ガス(4097)、トリケミ(4369)、ワイエイシイ(6298)が動兆。
人気はC&R(4763)、ドーン(2303)、KNT(9726)、Fマート(8028)、SHIFT(3697)、ノムラシス(3940)、プロルート(8256)、テクノホライ(6629)、新日本薬(4931)、竹内製作(6432)、日エアーテック(6291)、エアトリ(6191)、コックス(9876)、HIS(9603)、日ガス(8174)。
