日経ジャスダック平均は3日ぶり反発、商いは低調

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比20円24銭高い3425円71銭だった。新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発に対する期待感が広がる中、新興企業市場も堅調な展開となった。東証株価指数(TOPIX)の上昇を受けて個人投資家のリスク選好姿勢が高まり、材料の出たIT(情報技術)関連に個人の買いが集まった。新型コロナ感染者が東京で200人超えが続いていることで、巣ごもり関連の物色の流れが強まり、時価総額上位のセリアが上昇し市場を下支えした。テラやワークマン、東洋合成が上昇した。半面、プロルートやTホライゾンは下落した。前週末に新規上場したスピーは売られた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で493億円と5月1日以来、売買高は8868万株と4月28日以来の低水準となり、商いは低調だった。値上がり銘柄数は432、値下がり銘柄数は197となった。
 
個別では、買取王国、アテクトがストップ高。田中建設工業、守谷商会、セリア、オーシャンシステム、内外テックなど12銘柄は年初来高値を更新。ルーデン・ホールディングス、ブロッコリー、ピクセルカンパニーズ、文教堂グループホールディングス、システム・ロケーションが買われた。
 
一方、Speee、リーダー電子、銀座山形屋、鴨川グランドホテルが年初来安値を更新。ミクロン精密、藤井産業、IGポート、SAMURAI&J PARTNERS、アトミクスが売られた。
 
 

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