14日の日経平均株価は反落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
日経平均株価はきのう13日に大幅反発していた反動や、現地13日の米国株式が上値の重い動きとなったことから、売り優勢のスタートとなりそう。
カリフォルニア州でレストランの店内飲食や劇場の閉鎖などの政策が再び発動されたことなどが投資家心理を冷やした。東京株式市場でも前日に日経平均が先物主導で急伸した反動で広範囲に売りが波及しそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比170円安の2万2540円だった。
日経平均は25日移動平均線(13日時点で2万2436円)近辺を下値メドとしつつ、このところ堅調な上海株式相場の動向や、国内の新型コロナウイルスの感染状況をにらみながらの動きとなりそうだ。投資家心理の好転も期待され、下値を拾う動きから下げ渋る展開も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台前半(13日終値は106円98銭-107円00銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の後半(同121円08-12銭)と、やや円安方向にあることは支えとなりそう。
日程面では、きょうは5月の鉱工業生産指数確報値、日銀の金融政策決定会合(~15日)。海外では6月の中国貿易統計、4~6月期のシンガポールGDP速報値、5月のユーロ圏鉱工業生産、7月のZEW独景気予測指数、6月の米CPI発表など。
【好材料銘柄】
■インターライフホールディングス <1418>
3-5月期(1Q)経常は2.2倍増益・通期計画を超過。
■ジェーソン <3080>
今期経常を一転33%増益に上方修正・最高益更新へ。
■フーバーブレイン <3927>
6月売上高は前年同月比46.1%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
■ヴィッツ <4440>
東証が31日付で東証1部に市場変更する。9-5月期(3Q累計)経常が21%増益で着地・3-5月期も12%増益。
■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
緑内障・高眼圧症治療剤「K-115」のライセンス供与先である興和が、開放隅角緑内障・高眼圧症を適応症としてマレーシアで承認を取得。
■エヌ・ピー・シー <6255>
9-5月期(3Q累計)経常は35%増益で着地。
■東洋電機製造 <6505>
前期経常は2.4倍増益で上振れ着地・3-5月期(4Q)経常は5%減益、今期業績は非開示。
■NexTone <7094>
UUUM <3990> と業務提携。YouTubeにおける音楽カバー動画の収益を向上させるためのライセンス契約を締結。
■Olympicグループ <8289>
3-5月期(1Q)経常は6.1倍増益で着地。
■GFA <8783>
日本最大級のナイトクラブ「CLUB CAMELOT」が新たなeスポーツ会場として始動。
■ディー・エヌ・エー <2432>
タクシー配車アプリを展開する持ち分法適用会社Mobility TechnologiesがNTTドコモ <9437>、電通グループ<4324>、東京センチュリー<8439>から約226億円の資金調達を行う。NTTドコモとは資本業務提携を締結。
■キャンドゥ <2698>
上期経常を一転微増益に上方修正、通期も増額。
【主な経済指標・スケジュール】
14(火)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~7/15)
《決算発表》
東宝、イズミ、松竹、Sansan、いちご、クリレスHD、サイゼリヤ、S Foods、パルGHD、IDOM、UUUM、チームスピリト、SFP、ロゼッタ、キャンドゥ、ユーピーアール、古野電、リックソフト、MrMaxHD、エコス、Gunosy、PRTIMES、カネコ種、ロコンド、ライトオン、ビザスク、セラク、梅の花、農総研、シンメンテHD、関通、エルテス、ALiNK、247、リーガル不、クックビズ、SERIOHD、メディカネット、アクアライン
【海外】
中国6月貿易収支
独7月ZEW景況感指数(18:00)
米6月消費者物価指数(21:30)
《米決算発表》
JPモルガンチェース、ウェルズファーゴ、シティグループ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
