3日ぶり反発スタート、ワクチン開発への期待

【寄り付き概況】

20日午前の日経平均株価は、前営業日比75円65銭高の2万2772円07銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.76ポイント高の1577.61で始まった。
新型コロナウイルスのワクチン開発への期待や時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えとなり、買いが先行している。
ただ、国内外で新型コロナの新規感染者数の増加傾向が続き、経済活動の停滞懸念がくすぶっていることから、一段の上昇には歯止めがかかっている。
 
先週末17日のNYダウは前日比62ドル安の2万6671ドルと続落。ただ、ナスダック指数は反発しており、強弱感が対立する展開となった。こうしたなか週明けの東京株式市場で日経平均株価は下値に買いが入り値を上げて始まった。また、為替は1ドル=107円00銭台と前日週末夕方に比べ小幅な円高で推移している。
 
取引開始前に財務省が発表した6月貿易統計(速報)によると、貿易収支は2688億円の赤字で、3カ月連続の赤字となった。市場予想の平均は119億円の赤字だった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がりは精密、情報・通信、機械、電機、非鉄など。値下がり上位に空運、ゴム、鉱業、陸運など。
 
 
個別では、東エレク、アドバンテス、スクリン、ディスコの半導体関連株や村田製、TDK、日本電産、キーエンスが買われ、ソニー、ソフトバンクGも値を上げている。また、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機、デンカ、東応化、ゼオン、NEC,富士通、富士フイルム、武田、第一三共も高い。
 
半面、トヨタ、ホンダ、日産自の自動車株が値を消し、NOK、曙ブレーキ、市光工の自動車部品株も下落。また、DLE、ティアック、DDHD、ENEOS、コスモエネルギ、出光興産、国際帝石、任天堂、ファーストリテも続落している。

テクニカル的にはSBS(2984)、WDB(2475)、大黒天(2791)、ラクーン(3081)、DCM(3050)、ALサービス(3085)、マクニカ富士(3132)、デリカフ(3392)、ダイニック(3551)、マクロミル(3978)、タキロンCI(4215)、理ビタ(4526)、エステー(4951)、TYK(5363)、日亜鋼(5658)、三機S(6044)、インソース(6200)、コマツ(6301)、IDEC(6652)、GSユアサ(6674)、タムラ製(6768)、マーキュリア(7190)、イントラスト(7191)、内田洋行(8057)、サンゲツ(8130)、三信電(8150)、都築電(8157)、ジャフコ(8595)、日エスコン(8892)、富士急(9010)、SGHD(9143)、イーレックス(9517)、NTTデータ(9613)が動兆。
 
人気はロコンド(3558)、電通国際(4812)、IRJ(6035)、ベイカレント(6532)、ケイブ(3760)、テラ(2191)、テラスカイ(3915)、日新薬(4516)、ハイアス(6192)、ナカニシ(7716)、アバールデ(6918)、アンビス(7071)、グリムス(3150)。

 

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