22日の日経平均株価は反落後、軟調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2800円。
現地21日の欧米株式は上昇したものの、あす23日から4連休となることから、積極的な売買は限られるとみられ、模様眺めムードが強まることが見込まれる。
前日に行われたEU首脳会議では、新型コロナウイルスに関する復興基金7500億ユーロで合意しており、これがポジティブ材料となった。ただ、この材料について東京市場では前日の相場で織り込みが進んでいたこともあって株価へのプラス効果は限定的といえ、足もとは利益確定の売りが先行しそうだ。
また、新型コロナを巡る米国の動きも懸念材料となりそうだ。米国の景気刺激策の協議が長引くのではとの見方が市場に出始めている。トランプ大統領が21日、米国内の感染拡大について「改善するより前に悪くなるだろう」と述べたことも重荷になりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(21日終値は107円32-33銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同122円80-84銭)と円安に傾いている。対ドルでの円高の動きを受け、輸出関連銘柄はさえない動きを強いられそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比120円安の2万2720円だった。
【好材料銘柄】
■LIFULL <2120>
国内最大級の不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を運営する健美家の全株式を取得し子会社化する。
■コスモ・バイオ <3386>
上期経常を66%上方修正、通期も増額。
■Link-U <4446>
東証が29日付で東証1部に市場変更する。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
国立がん研究センターとがん治療用抗体「CBA-1205」の臨床第1相試験実施で契約締結。
■アイビー化粧品 <4918>
「線維芽細胞の増殖促進剤」に係る特許を取得。
■富士通ゼネラル <6755>
上期経常を67%上方修正。
■小田原機器 <7314>
茨城交通の高速バスにVisaのキャッシュレス決済を導入。小田原機器はキャッシュレス決済用システムを提供。
■Abalance <3856>
内閣府「地方創生 SDGs 官民連携プラットフォーム」に加盟。
■マクアケ <4479>
今期経常を1%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■西松屋チェーン <7545>
7月既存店売上高は前年同月比11.5%増と増収基調が続いた。
【主な経済指標・スケジュール】
22(水)
【国内】
国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」事業開始(東京発着分を除外)
《決算発表》
オービック、サイバエージ、OBC、ネットワン、航空電、ジャフコ、東製鉄、カワチ薬品、ゲンキードラ、KOA、サーティワン、岩井コスモ、トーメンデバ、JFE-SI、NTTDIM、モバファク、光世証、植松商、東邦レマック
【海外】
米5月FHFA住宅価格指数(22:00)
米6月中古住宅販売(23:00)
《米決算発表》
マイクロソフト、バイオジェン、テスラ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
