【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比80円安前後と前場終値と比較してやや下げ幅を拡大している。
日経平均株価は値がさの医療・医薬品関連株の下落が重しとなり、軟調に推移している。
東証株価指数(TOPIX)は弱もちあい。
外国為替市場では、1ドル=106円80銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、ソニー、レーザーテックが売られ、アドバンテス、キーエンスはさえない。トヨタが値を消し、任天堂は軟調。第一三共、テルモが大幅安で、花王は反落。JR東日本は続落。GMOクラウドは大きく値を下げている。
半面、ソフトバンクG、三菱UFJは強含み。日本電産が上伸し、村田製、信越化が買われ、ダイキン、ファナックは小幅高。ホンダ、デンソー、ブリヂストンは堅調となっている。
後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。
明日から4連休となることから積極的にポジションを傾けにくい。また、4連休の間には米国でテスラ、マイクロソフト、ツイッターなど主要企業の4-6月期決算発表が相次ぎ、これを確認したいとする向きも多い。前場のTOPIXの下落率は0.1%で、日銀によるETF買いは期待しづらい。
一方、テクニカル面では、短期的な下値支持線として意識される5日移動平均線が2万2700円台にあり、ここから下げても下値は限定的だろう。
