今週は堅調となった。3日立ち合いで先に4連休を控えるスケジュールのため、やや不安定とはなったが、外部環境が比較的落ち着いていたこともあり、底堅く推移した。
米国でテ主力銘柄が急伸したことを受けて、21日には3桁の上昇となり、2万2900円台に乗せる場面もあった。
翌22日はリスク回避の売りに押されたが大きくは崩れなかった。
日経平均は週間では約55円の上昇。ただ、週初の発射台が高かったこともあり、週足では十字に近い陰線を形成した。
来週の株式市場は、国内企業の決算発表が本格化するなか、ハイテク株の動向が注目されそうだ。一進一退の展開か。日経平均株価の予想レンジは2万2100~2万3100円。
決算シーズンが始まった。その幕開けを告げる日本電産の業績は21日取引終了後に発表され、結果は良好だった。
米国では来週、FOMCが開催され、4-6月期GDP速報値など注目度の高い指標も出てくる。決算では30日にアップル、アルファベット、アマゾンと主力どころが集中するが、ほかでも注目の決算が目白押し。
ただ、決算では日米とも内容が良いもの、悪いものさまざまであると思われる上に、新型コロナウイルスを警戒しつつも景気回復にも期待するという状況に大きな変化はないと思われる。そのため指数に関しては、各種材料で上下に振れたとしてもそれを修正する動きも出てくるとみており、方向感は定まらないと予想する
来週は、ハイテク系企業の決算では27日に日東電工、28日に東京エレクトロンやキヤノン、30日に富士通やアドバンテスト、31日にNECなどが発表される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
24000.21 ボリンジャー:+2σ(13週)
23232.18 ボリンジャー:+3σ(25日)
23054.13 ボリンジャー:+1σ(26週)
22990.91 ボリンジャー:+2σ(25日)
22858.08 ボリンジャー:+1σ(13週)
22808.90 均衡表雲上限(週足)
22794.27 6日移動平均線
22751.61 ★日経平均株価22日終値
22749.64 ボリンジャー:+1σ(25日)
22625.32 均衡表転換線(日足)
22508.37 25日移動平均線
22467.58 均衡表基準線(日足)
22267.11 ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
22025.84 ボリンジャー:-2σ(25日)
21941.71 200日移動平均線
21933.60 均衡表雲上限(日足)
21884.96 均衡表転換線(週足)
21784.57 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足は陰線を引き、終値は再び下向きに転じた5日線を下回って売り圧力を確認。反面、25日線が上昇を続けたほか、ボリンジャーバンド(25日ベース)では+1σ上をキープして終了し、強弱が混在する形で週末を迎えた。
日足の一目均衡表では転換線と基準線が横ばいで終了。週足では転換線が上向く一方、基準線が下降しており、相場の方向感は定まらなかった。
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