日経ジャスダック平均は3日続伸、買いが優勢

日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比1円21銭高い3476円60銭となった。一時は3483円41銭と取引時間中としては2月27日以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。米景気の早期回復への期待感から前日の米国株は上昇。新興市場でも個人の投資家心理が上向き、材料の出た銘柄を中心に買いが優勢だった。
ただ「新興市場でも企業業績に目を向ければ株価と実体経済との乖離(かいり)は著しい」との見方も多く、短期的な過熱感から下げに転じる場面もあった。
テラは共同開発を進める新型コロナウイルス治療薬について、米国とメキシコで薬事承認申請のための代理契約を現地企業と結んだと発表し、材料視した買いが入った。このほかマクドナルドやハーモニックが買われた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で688億円、売買高は1億9247万株。
値上がり銘柄数は251、値下がり銘柄数は325となった。
 
個別では、テラ、アプライド、三洋堂ホールディングス、スーパーバリュー、グリムスなど10銘柄が年初来高値を更新。システム ディ、ジャストプランニング、共栄セキュリティーサービス、大日光・エンジニアリング、ガーラが買われた。
 
一方、ワイエスフード、ながの東急百貨店、燦キャピタルマネージメント、ゼネテック、イメージ情報開発が売られた。

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