日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比6円84銭高い3482円23銭となり2月下旬以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
米景気の早期回復への期待感から国内でも個人の投資家心理が上向き、新興市場では材料の出た銘柄に買いが集まった。個人主体の中小型株についても、一方向に強いトレンドが継続していた銘柄等はいったん利益確定で撤退の動き。テーマ性など材料があって出遅れている銘柄を探る動きとなっていた。
プロルートやマクドナルド、リプロセルが上昇した。半面、テラやワークマン、燦キャピタルは下落した。
市場では「東証1部の主力企業と同様、新興市場上場企業も先行きの業績に対す警戒感は拭えておらず、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはなっていない」との見方もあり、買い一巡後は上値の重い展開となっていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1068億円、売買高は2億7880万株だった。
値上がり銘柄数は312、値下がり銘柄数は308となった。
個別では、ジャストプランニングがストップ高。テラ、日本マクドナルドホールディングス、アプライド、三洋堂ホールディングス、スーパーバリューなど13銘柄は年初来高値を更新。システム ディ、CSSホールディングス、共栄セキュリティーサービス、大日光・エンジニアリング、グリムスが買われた。
一方、ゼネテック、ワイエスフード、燦キャピタルマネージメント、エージーピー、ズームが売られた。
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