FOMC発表後も売られる

[概況]

9日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は、上値の重い展開となり107.140円が終値となった。日本時間の3:00にFOMCの結果(結果:0.25%)と発表されFOMCメンバーの金利見通しが2022年末までほぼ現行のゼロ金利水準を見込んでいることが明らかとなり買われる場面もみられた。
その後のパウエルFRB議長の会見で5月の米雇用統計に関連して、労働省の失業率(5月失業率:14.7%)は失業を十分反映してない可能性が高いと述べるなど景気の立ち直りを危惧する発言もあり、結局ドル売りが止まらない格好となった。
 
テクニカルは、日足線の陰線が続き調整安の様相となり、一目均衡表の雲の中を推移する格好となっている。下値の目途が一目均衡表の雲の下限(11日現在:106.447円)となるのか注目したい。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

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