反落、円高進行など嫌気

【寄り付き概況】

 
11日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比276円93銭安の2万2848円02銭。
 
米連邦準備理事会(FRB)が10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で長期にわたって金融緩和を続ける方針を示すなか、円相場が一時1ドル=106円台後半に上昇するなど円高・ドル安が進んで輸出関連株の重荷になっている。短期的な過熱感が依然強く、利益確定売りが優勢になっている。
 
米国株市場では過剰流動性が維持されることへの期待からハイテク株に買いが入る一方、低金利環境が続くことを嫌気して金融株に売りが目立った。外国株市場ではドル売りの動きを助長し、急速にドル安・円高が進行しており、東京株式市場では目先過熱感も意識されていただけに利益確定の動きを誘発している。
ただ、下値では空売り筋の買い戻しや出遅れた機関投資家の押し目買い、また日銀のETF買いの思惑などもあり、売り一巡後は下げ渋る可能性もあるだろう。
 
個別では、トヨタ、TDK、ソフトバンクGが安く、日立、ファナック、エーザイも軟調。反面、ソニー、NTTドコモが買われている。
 
 
テクニカル的には中村屋(2204)、柿安(2294)、ウェルネット(2428)、カワチ薬(2664)、伊藤忠食(2692)、ユーグレナ(2931)、アルペン(3028)、東洋紡(3101)、富士紡(3104)、クリエイトSD(3148)、グリー(3632)、コーエー(3635)、ファインデクス(3649)、SRA(3817)、ベネフィット(3934)、Ubicom(3937)、ビーグリー(3981)、TAC(4319)、日理化(4406)、東海ソフト(4430)、生化学(4548)、ペプチド(4587)、藤倉化(4620)、フューチャー(4722)、EMシス(4820)、インテリW(4847)、コニシ(4956)、クミアイ化(4996)、東京鉄(5445)、日亜鋼(5658)、日精線(5659)、横河ブ(5911)、M&Aキャ(6080)、マース(6419)、オーケストラ(6533)、富士通(6702)、エレコム(6750)、OBARA(6877)、日ケミ(6997)、オーバル(7727)、マノー(7730)、理計器(7734)、永大産(7822)、KIMOTO(7908)、リンテック(7966)、松風(7979)、GSIクレ(8101)、ケーヨー(8168)、近鉄百(8244)、ヤオコー(8279)、福山運(9075)、クロップス(9428)、光通信(9435)、昭文社(9475)、スペース(9622)、ジャステック(9717)、ベルーナ(9997)が動兆。
 
人気は三井ハイテク(6966)、タカラバイオ(4974)、ジーンテク(4584)、FFRI(3692)、upr(7065)、ブロードメ(4347)、伯東(7433)、ラクオリア(4579)、リボミック(4591)、ホットリンク(3680)、テリロジー(3356)、アドウェイズ(2489)、オリコン(4800)、宝HD(2531)。
 

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