FOMCの結果などを受け、米ドル円は引き続き軟調か。

[概況]

11日、東京外国為替市場の米ドル円は一時106.890円まで下落し軟調な展開となった。米国時間に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)において、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の0-0.25%に据え置くことが決定された。また、資産購入に関しては少なくとも現行のペースを継続し、2022年末まで政策金利をゼロ付近で維持する見通しを示した。
 
そのほか、イールドカーブ・コントロール(YCC)について、今回は採用されなかったが、議論にあがったことが明かされた。そのため一部の市場関係者の間で年内にYCCが導入されるとの思惑などが広がり、米ドル円は売りが優勢となっている模様だ。現在、米ドル円は106.980円付近で推移している。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲の中へ突入しており、まずは雲下限(106.447円)付近を試す可能性が考えられそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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