日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比58円60銭安い3394円50銭となった。
米国で新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が高まり、前日の米国株は大幅に下落。これを受け、日経平均株価も売りが膨らみ、一時下げ幅は600円を超した。新興市場でも個人投資家のリスク回避姿勢が強まり、売りが優勢だった。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮めた。
市場では「個人投資家の押し目買い意欲は衰えていない。低金利環境が当面続くとの見方が支えになりテレワーク関連やバイオ関連などの成長が期待できる銘柄には引き続き買いが入るだろう」との受け止めがあった。
週刊誌の記事受けて新型コロナ治療薬開発を巡る懸念が持ち上がりテラが一時、制限値幅の下限まで売られた。このほかワークマンや燦キャピタルが下落した。半面、コックスやマクドナルド、リプロセルは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億6308万株。値上がり銘柄数は58、値下がり銘柄数は595となった。
個別では、テラが一時ストップ安と急落した。日宣、シード平和、メディアリンクス、ユタカ技研、新報国製鉄は値下がり率上位に売られた。
一方、山王、研創が一時ストップ高と値を飛ばした。日本マクドナルドホールディングス、ANAP、アイフリークモバイル、高見澤、豊商事など7銘柄は年初来高値を更新。
レカム、プロルート丸光、コックス、中京医薬品、浜木綿が買われた。
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