「解けぬ警戒感?」
火曜のNY株式市で主要3株価指数は3日続伸。
背景は「米経済は予想よりも早く回復する」との期待感。
トランプ政権が景気てこ入れ策の一環として1兆ドル近いインフラ計画の提案を準備しているという報道を好感。
5月の小売売上高は前月比17.7%増と市場予想の8%増を上回った。
1992年の統計開始以降で最大の伸びを記録。
前月の14.7%減から大きく持ち直しリスク心理がさらに改善した。
「小売売上高が株価上昇の理由。刺激策の匂いも漂っている」という見方だ。
ただFRBパウエル議長は半期に一度の議会証言。
「この疫病が収まったと確信されるまでは、完全に回復する公算は低い」とコメント。
6月のNAHB住宅建設業者指数は58と予想の45を大きく上回って着地した。
10年国債利回りは0.741%。
2年国債利回りは0.197%。
ドル円は107円台前半。
恐怖と欲望指数は」53→52。
3日続伸でNYダウは1161ドル高。
ただ11日の大幅安(1861ドル)の6割強の戻し(まだ取り返せず)。
火曜の日経平均は寄り付き382円高、終値1051円高の22582円。
前引けは714円高。
前日下落分(774円安)をほぼ取り戻し後場一段高。
原動力は「トランプ政権は1兆ドル規模のインフラ構築プランの提案を検討」の報道。
4日ぶりに大幅反発は3月25日以来の上昇幅。
日足は2日ぶりの陽線。
SQ値22071円は上回って2勝1敗。
225採用銘柄は全部プラスだった。
東証1部の売買代金は2兆7542億円。
値上がり2104銘柄(前日255銘柄)。
18年12月27日以来の記録だ。
値下がり48銘柄(前日1880銘柄)。
新高値42銘柄(前日36銘柄)。
新安値銘0銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは114.12(前日103.92)。
NTレシオは14.17倍(3月9日14.18、3月9日12.90)。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(21615円)からは4.47%のプラスかい離。
ほぼ第一次限界水準だ。
ただまもなく200日線を上抜けそうな気配。
横ばいになった75日線は20106円。
右肩上がりの200日線(21765円)から3.75%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22403円)から0.80%のプラスい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.549%(前日▲16.290%)。
買い方▲6.763%(前日▲7.394%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲28.615%(前日▲30.992%)。
買い方▲8.749%(前日▲8.383%)。
空売り比率は39.0%(4日ぶりの40%割れ)。
空売り規制なしの比率は7.6%。
6月12日時点の信用売り残は420億円減の8992億円。
5週ぶりの減少。
同信用買い残は1039億円増の2兆1080億円。
3週ぶりに増加少。
金額ベースでの信用倍率は2.34倍(前週は2.13倍)。
日経HVは28.9、日経VIは33.85。
日経平均採用銘柄の予想PERは18.94倍(前日18.13倍)。
ちなみに前期基準だと18.05倍。
EPSは1192円(前日1187円)。
前期基準だと1251円。
ほとんど差はないが、昨年7月の1795円は遠い。
暫定PERは17.57倍。
計算上のEPSは1285円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは20529円(前日20505円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.28%(前日5.52%)。
配当利回りは1.86%。
こちらも前記基準だと2.16%。
東証1部全銘柄だと予想PERは22.53倍(前日21.64倍)。
前期基準では19.14倍。
この差が東証1部の今期の減益レベルということ。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
ドル建て日経平均は210.03(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は79円高の2122円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1771円(前日1725円)。
東証1部の時価総額は607兆円(前日584兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比15円安の22345円。
高値22560円、安値21920円。
大証夜間取引終値は日中比20円安の22340円。
気学では「戻り売り方針の日。逆に高いと翌日安し」。
木曜は「高下しても結局安し」。
金曜は「下げ続けてきた時は小底入れとなる日」。
ボリンジャーのプラス1σが22693円。
プラス2σが23770円。
一目均衡の雲の上限は20082円。
21日連続で雲の上。
雲が白くねじれるのは18日。
RSIが62.64。
RCIが54.67。
昨日の「22000円からの上値は重い」という記事は完全な読み間違え。
市場に警戒感があるうちは「相場は強い」。
今朝の見出しは「解けぬ警戒感」と「経済回復遅く高値望めず」だった。
明日から水星逆行(7月12日まで)というのは気にかかる。
《今日のポイント6月17日》
(1)ダウ輸送株指数は99ポイント高の9259ポイントと続伸。
SOX指数は1.80%上昇。
(2)SQ値22071円は上回って2勝1敗。
(3)右肩上がりの25日線(21615円)からは4.47%のプラスかい離。
ほぼ第一次限界水準。
ただ、まもなく200日線(21765円)を上抜けそうな気配。
横ばいになった75日線は20106円。
(4)空売り比率は39.0%(4日ぶりの40%割れ)。
(5)日経平均採用銘柄の予想PERは18.94倍(前日18.13倍)。
前期基準だと18.05倍。
EPSは1192円(前日1187円)。
前期基準だと1251円。
ほとんど差がなくなってきた。
暫定PERは17.57倍。
計算上のEPSは1285円。
配当利回りは1.86%。
前記基準だと2.16%。
(6)東証1部全銘柄だと予想PERは22.53倍(前日21.64倍)。
前期基準では19.14倍。
この差が東証1部の今期の減益レベルということ。
(7)シカゴ225先物終値は大証日中比15円安の22345円。
高値22560円、安値21920円。
大証夜間取引終値は日中比20円安の22340円。
(8)市場に警戒感があるうちは「相場は強い」。
今朝の見出しは「解けぬ警戒感」と「経済回復遅く高値望めず」だった。
明日から水星逆行(7月12日まで)というのは気にかかる。
今年の曜日別勝敗(6月16日まで)
↓
月曜10勝11敗
火曜12勝10敗
水曜12勝9敗
木曜10勝13敗
金曜10勝12敗。
火曜のNYダウは526ドル高の26289ドルと3日続伸。
高値は26611ドルまであった。
NASDAQは169ポイント高の9895ポイント。
高値は9963ポイント。
S&P500は58ポイント高の3124ポイント。
ダウ輸送株指数は99ポイント高の9259ポイントと続伸。
SOX指数は1.80%上昇。
VIX指数は33.67。
3市場の売買高は128億7000万株(過去20日平均は129.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比15円安の22345円。
ドル建ては大証比日中比55円高の22415円。
ドル円は107.32円。
10年国債利回りは0.741%。
2年国債利回りは0.197%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
DWTI(4576)・・・動兆
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所に注目する。
同社は三重大学発創薬ベンチャー。
プロテインキナーゼ阻害剤開発技術はじめ眼病治療薬開発に集中。
国内の緑内障・高眼圧症薬や欧州の眼科手術補助剤のロイヤルティ収入は堅調。
眼科用治療剤「DW-1001」の国内権利をロート製薬に付与。
(兜町カタリスト櫻井)
