17日の日経平均が反落。終値は前日比126円安の2万2455円だった。
前日に1000円を超す大きな上げを演じた反動があったほか、時間外取引で米株先物が軟調に推移していたことが影響した。米国でコロナウイルスの感染が再び拡大している懸念から買い手も少し慎重になっている様子。北朝鮮問題が再び出ているがこちらを材料視する向きはいなかった。
強さが目立ったのはマザーズ指数で、6月11日に付けたザラ場の年初来高値1044pをそう遠くないうちに更新しそうな勢いがある。マザーズに関しては、来週24日(水)に久々のIPOが控えており、しかも同日3社でそろってマザーズ上場のため、これに備えた換金売りが出てくる可能性がある点には注意が必要だろう。
あす18日の日経平均株価はもみ合い商状か。
市場では、「基本的に金融・財政政策が下値を支える一方、新型コロナの感染拡大第2波への警戒が上値を重くしている」との見方は多く、新たな材料が浮上してこないと方向感がつかみづらい。
ただし、17日の日経平均株価の日中値幅は218円(16日724円、15日722円)と大きく縮小したが、当日の日経平均ボラティリティー・インデックスは33.05(前日比0.80ポイント低下)と依然として警戒ゾーンの30超えの水準にあり、きっかけ次第で振れやすい面もある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
24862.47 ボリンジャー:+3σ(25日)
24747.87 ボリンジャー:+3σ(13週)
23809.43 ボリンジャー:+2σ(25日)
23548.50 ボリンジャー:+1σ(26週)
23308.69 ボリンジャー:+2σ(13週)
22863.73 新値三本足陽転値
22756.39 ボリンジャー:+1σ(25日)
22749.65 均衡表雲上限(週足)
22455.76 ★日経平均株価17日終値
22412.04 6日移動平均線
22357.84 均衡表転換線(日足)
21869.51 ボリンジャー:+1σ(13週)
21775.35 200日移動平均線
21703.36 25日移動平均線
21519.85 均衡表雲下限(週足)
21509.37 均衡表基準線(日足)
21338.14 26週移動平均線
21022.05 均衡表転換線(週足)
20650.32 ボリンジャー:-1σ(25日)
20430.33 13週移動平均線
ローソク足は陰線を引いたが、下ヒゲは5日線を上回り、下値での買い需要の強さを確認した格好。一目均衡表では前日に続いて転換線と基準線が横ばいで終了し、もみ合い継続を示唆している。5日線は下降を続けて短期的な売り圧力を窺わせる一方、ともに上向きの25日線が200日線に下から迫っており、ゴールデンクロス形成の接近が意識される。
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