18日の日経平均株価が続落。終値は前日比100円安の2万2355円だった。
円相場が1ドル=106円台後半まで上昇したことや、中国や米国など世界各国で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、景気回復の遅れなどを懸念した売りが広がった。先物への仕掛け的な売りもあって下げ幅は一時300円を超える場面も。
一方、買い遅れた向きの押し目買いで中頃以降はやや持ち直している。
明日は土日を前に積極的な買いは手控えられると考える。
今週は上下に大きく動いたが、きょうの終値は2万2355円で、先週末12日の終値2万2305円と比べてわずか50円の上昇にとどまる。明日の動きが弱く、週間で下落となったとしても、週の安値(2万1529円、6/15)を下回るような厳しい下げとならない限りは、さほど警戒する必要はないと考える。ただ、若干センチメントが悪化しているようにも感じられるだけに、しっかり週間上昇を達成し、引け味良く週を締めくくる展開に期待したい。
日経平均株価は2万3000円に接近する場面では売りが膨らむ展開が続いており、「当面は2万2000円台を中心とする往来圏が続く」との見方が少なくない。
市場では「東証1部の売買代金が、辛うじて2兆円を超えるような水準にあり、上昇するためのエネルギーは乏しく、引き続き、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう」との見方があった。
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
24708.21 ボリンジャー:+3σ(13週)
23789.36 ボリンジャー:+2σ(25日)
23542.78 ボリンジャー:+1σ(26週)
23279.68 ボリンジャー:+2σ(13週)
22863.73 新値三本足陽転値
22795.17 ボリンジャー:+1σ(25日)
22749.65 均衡表雲上限(週足)
22357.84 均衡表転換線(日足)
22355.46 ★日経平均株価18日終値
22283.80 6日移動平均線
21851.15 ボリンジャー:+1σ(13週)
21800.98 25日移動平均線
21783.74 200日移動平均線
21519.85 均衡表雲下限(週足)
21509.37 均衡表基準線(日足)
21334.29 26週移動平均線
21022.05 均衡表転換線(週足)
20806.80 ボリンジャー:-1σ(25日)
20422.62 13週移動平均線
20237.07 均衡表基準線(週足)
20112.12 75日移動平均線
ローソク足は寄り引けほぼ同値で上下にヒゲを伴ってほぼ十字足で引け、投資家の気迷いを窺わせた。5日線が下降を続ける一方、ともに上向きの25日線と200日線がゴールデンクロスを形成し、短期的な弱気と長期的な強気の混在を示唆している。
一目均衡表の転換線と基準線が連日の横ばいで引けたこともあり、明日19日も方向感の定まりにくい相場展開が予想される。
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