反落スタート、新型コロナ懸念

【寄り付き概況】

22日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比125円10銭安の2万2353円69銭。
米国を中心に世界的に新型コロナウイルスの感染拡大の第2波への懸念が強まり、投資心理が冷え込んでいる。東京都内の新規感染者数が4日連続で30人超となり、国内の経済活動の本格的な再開が遅れることへの懸念も広がり、短期筋の売りが先行している。
 
為替が1ドル=106円台後半でドル安・円高水準でもみ合っていることも買い手控え要因で、日経平均は2万2000円台前半で売り物をこなす展開か。足もと5日移動平均線を意識しての攻防が予想される。
個人投資家資金などを中心に内需系の中小型材料株を物色する動きは継続しそうだ。
 
個別では、トヨタ、ソフトバンクが売られ、アドバンテスト、信越化、スクリンが安い。また、村田製、TDK、太陽誘電、日本電産、キーエンスが下落し、キヤノン、パナソニック、富士通、日立が軟調。このほか、第一生命、東京海上、任天堂、ファーストリテがともに反落している。
 
半面、東エレクが続伸し、ソニーは反発している。また、日本製鉄、荏原が堅調で、日機装、JDI、DLE、塩野義、コマツ、MDVも値を上げている。
 

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