日経平均株価は小幅安。終値(2万2437円)は2万2500円台には乗せられず、5日線(2万2461円)も若干下回った。
ただ、序盤に大きく下げて戻した後はもみ合いに終始しており、下げても底堅さは印象づけられた。米国ではダウ平均が3日続落となる一方、ナスダックは6日続伸と格差が出てきており、どちらかの動きが修正されるまでは、方向感に欠ける展開が続きそう。
25日線(2万1990円、22日時点)までで売りが止まるかが注目点となる。足元ではマザーズ指数の動きの良さが目立っているが、きょうは東証2部指数とジャスダック平均がそろって直近高値を上回った。2部指数は東芝の影響が大きいとはいえ、中小型株物色の幅が広がりつつあるようにも見える。
マザーズだけでなく、ジャスダックや2部の銘柄にも注目しておきたい局面だろう。
明日23日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
国内では重要経済指標の発表は予定されておらず、決算発表はほとんどなく、手掛かり材料に乏しい。海外要因に変調がなければ、方向感に欠ける展開になりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大第2波への懸念は続くものの、国内での感染者数は限定的であり、不安心理は広がりにくいとみられる。ただ、経済活動再開による景気回復期待の織り込みが進んだ面もあり、ここから買い上がるには新たなフォローが必要との見方は多い。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
24591.22 ボリンジャー:+3σ(25日)
23724.41 ボリンジャー:+2σ(25日)
23665.98 ボリンジャー:+2σ(13週)
23451.05 ボリンジャー:+1σ(26週)
22863.73 新値三本足陽転値
22857.59 ボリンジャー:+1σ(25日)
22754.93 均衡表雲上限(週足)
22437.27 ★日経平均株価22日終値
22352.83 均衡表転換線(日足)
22306.74 6日移動平均線
22166.27 ボリンジャー:+1σ(13週)
21990.78 25日移動平均線
21802.09 200日移動平均線
21666.25 均衡表雲下限(週足)
21592.48 均衡表基準線(日足)
21298.02 均衡表転換線(週足)
21285.17 26週移動平均線
21123.96 ボリンジャー:-1σ(25日)
20666.55 13週移動平均線
20257.15 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は陽線を引き、一目均衡表で横ばいだった基準線が上向きとなって上昇再開を示唆したが、終値は5日線を下回り、短期的な売り圧力の根強さを再確認した格好。
RSI(14日ベース)が54.34%(先週末56.89%)、東証1部の騰落レシオ(25日ベース)が113.83%(116.66%)といずれも中立圏中央に向かう低下トレンドにあり、日柄調整の継続が予想される。
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