23日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価予想レンジは、2万2300円-2万2700円。
現地22日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が終値ベースで史上最高値を更新した動きを受け、買い先行のスタートが見込まれる。
手掛かり材料に乏しいなかでも、足元では底堅く推移していることから、しっかりした動きとなりそう。
市場では前日終値(2万2437円)から200円ほど高い2万2600円近辺が上値のめどになるとの見方があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比230円高の2万2550円だった。シカゴ日経平均先物からは日経平均は節目の2万2500円を上回ってのスタートが想定される。同水準より上では戻り売りも出てくるだろう、高く始まった後の上値は限られるとみる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(22日終値は106円96-97銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の半ば(同119円90-94銭)とやや円安方向にある。
日程面では、きょうは5月の全国百貨店売上高、5月の全国スーパー売上高が発表される。海外では、6月のユーロ圏PMI速報値、6月の米PMI速報値、5月の米新築住宅販売件数など。
【好材料銘柄】
■タマホーム <1419>
前期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ANAP <3189>
AIの動画解析技術を活用したファッションEC販売向け人物画像/動画切り抜きシステム「Lab pick(ラボピック)」を開発。画像編集のトリミング作業をAIで自動化する。
■ディー・ディー・エス <3782>
万能認証基盤Themisに教育機関の教職員と児童生徒を対象とした「Themis スクールパック」を商品化し、22日から提供開始。
■エーアイ <4388>
技術提携先であるセレンス社が音声合成エンジン「AITalk」を組み込んだ「Cerence TTS」を提供開始。
■中村超硬 <6166>
20年3月期に債務超過を解消したことに伴い、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除となった。
■西松屋チェーン <7545>
6月度(5月21日~6月20日)の月次売上高速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比33.8%増と8カ月連続で前年実績を上回った。期間を通じて来店客数が大きく伸び、子供衣料で夏物衣料の売り上げが好調に推移した。加えて、ベビー・マタニティ、育児・服飾雑貨の売り上げも前年を大きく上回った。なお、全店売上高は同32.6%増だった
6月既存店売上高は前年同月比33.8%増と増収基調が続いた。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
貸金業の取り組みを開始。医療分野に対する融資に注力する。
■いい生活 <3796>
クラウドソリューション事業の5月売上高は前年同月比5.6%増の1.6億円。
■FIG <4392>
物流システムの受託開発を手掛けるプライムキャストの全株式を取得し子会社化する。
■エアトリ <6191>
子会社インバウンドプラットフォームが国内利用に特化したWi-Fiレンタルサービス「i WiFi」を提供開始。1000円で100GB使い放題を実現。
【主な経済指標・スケジュール】
23(火)
【国内】
5月全国スーパー売上高(14:00)
5月全国百貨店売上高(14:30)
《決算発表》
スギHD、ガンホー、チムニー
【海外】
米5月新築住宅販売(23:00)
《米決算発表》
フェデックス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
