東証マザーズ指数は前日比3.82ポイント安の1052.65ポイントと6日ぶり反落。
新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念や米中摩擦に対する警戒感やIPO再開で投資資金確保のための換金売りなどが出た。
また、アンジェスは新型コロナワクチンの治験(臨床試験)届について公的機関の調査が終了したと発表したが、治験結果を見極めようとする投資家は多く、利益確定売りに押された。
オンコリスやPSSといった新興バイオ関連にも売りが出た。一方、アジャイルやAIins、ITbookは上昇した。
市場では「新型コロナの感染が国内で広がっていた局面で先行して買われていたバイオ関連やIT(情報技術)関連の一角が下げ、個人投資家からの連想売りが出やすくなっている」との声が聞かれた。
値上がり銘柄数は138、値下がり銘柄数は173となった。
個別では、プレシジョン・システム・サイエンスが一時ストップ安と急落した。レントラックス、アドベンチャー、NexTone、ピアズ、SKIYAKIが売られた。
一方、ITbookホールディングス、中村超硬がストップ高。フルッタフルッタ、GMO TECHは一時ストップ高と値を飛ばした。Lib Work、ロコンド、ビリングシステム、オークファン、日本ファルコムなど23銘柄は年初来高値を更新。ディー・ディー・エス、アジャイルメディア・ネットワーク、HPCシステムズ、AI inside、ミクリードが買われた。
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