[概況]
23日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.235円まで上昇した。ナバロ米大統領補佐官が中国との通商協議は終わったと発言したことが報じられると、米中の通商交渉が打ち切りになるとの見方が広がり、米ドル円は一時106.730円まで下落した。
しかしその後、発言の一部が曲解されたものとの内容が報じられ、トランプ米大統領はツイッターで米中の通商合意について継続する意向を示し、発言を否定した。交渉は継続との内容が伝わると米ドル円は一転して上昇に転じ堅調な推移となった。現在、欧州時間では米ドル円は107.045円付近で推移している。
テクニカル的には米ドル円は下方に位置する一目均衡表の雲上限(106.881円)を上抜けきれるか注目したい。
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