東証マザーズ指数は前日比2.85ポイント安の788.59ポイントと6日ぶり反落。
前日の米国株安など外部環境の不安定さと大型連休前で動きづらく、東京株式市場全般が売り先行の展開となった。マザーズ市場は前日までの続伸があったものの、下落幅は比較的小さかった。
メドレーやPSSが下落したほか、本田圭佑氏の個人ファンドが前日に保有株式の一部を売却したと明らかにしたマクアケは売られた。一方、アンジェスやUUUMが上昇したほか、1~3月期の単独決算で黒字化を発表したすららネットが買われた。
新興市場では下値でバイオ関連や医薬品関連、オンライン関連銘柄などに値動きに着目した個人の買いが入り相場を支えた。同日の日経ジャスダック平均株価と東証マザーズ指数の下落率は、日経平均株価の下落率(2.84%)よりも小さかった。
緊急事態宣言は連休後も続く見通しだ。市場では連休後の相場見通しについて「新型コロナの関連銘柄の中でも『ポスト・コロナ』の値上がりが期待できるオンライン学習関連や医薬品関連銘柄と、短期的な上昇にとどまるテーマ性の強いイベント関連銘柄などとを選別する動きが出てきそうだ」との見方があった。
値上がり銘柄数は84、値下がり銘柄数は231となった。
個別ではレントラックス、プレシジョン・システム・サイエンス、sMedio、メドレー、ドラフトが売られた。
一方、UUUM、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、フェニックスバイオがストップ高。アズームは一時ストップ高と値を飛ばした。ベガコーポレーション、JIG-SAW、すららネット、Jストリーム、アンジェスなど6銘柄は年初来高値を更新。ピアラ、ピースリー、ブランディングテクノロジー、ステムリム、ビープラッツが買われた。
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