連休明け7日の日経平均株価は軟調に推移しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円-1万9800円。
6日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比218ドル安の2万3664ドルで終えた。
前週末1日の弱い動きや、現地6日のNYダウが反落した動きなどから、売り先行となろう。新型コロナと原油安で米景気が冷え込むなか、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を重視するヘッジファンドの買いは期待できないだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日大阪取引所終値比270円安の1万9360円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(1日終値は106円93-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=114円台の半ば(同117円25-29銭)と円高方向にあることも重しになるとみられる。
25日移動平均が位置する1万9200円近辺(前営業日の1日終値比400円程度の下落)が下値メドとして意識されるだろう。
ただ、下値では買いも入りそうだ。信用取引の買い残高はコロナ・ショック前の水準を大きく下回る状況が続いている。個人投資家を中心に押し目買いの余力がある公算が大きい。株安が進めば日銀が上場投資信託(ETF)買い入れを実施するとの思惑も、短期筋の買い戻しを誘うだろう。
【好材料銘柄】
■FRONTEO <2158>
AIシステム「Cascade Eye」を利用した新型コロナウイルス感染症の研究で約450種の候補化合物をリストアップ。
■手間いらず <2477>
7-3月期(3Q累計)経常が40%増益で着地・1-3月期も22%増益。
■電算システム <3630>
1-3月期(1Q)経常は48%増益・上期計画を超過。
■テクマトリックス<3762>
前期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■GMO TECH <6026>
1-3月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地。
■プロルート丸光<8256>
今期最終は黒字浮上へ。
■コモ<2224>
前期経常を29%上方修正。
■焼津水産化学工業<2812>
前期経常を18%上方修正。
■あじかん<2907>
前期経常を20%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
7(木)
【国内】
4月マネタリーベース(8:50)
4月都心オフィス空室率(11:00)
《決算発表》
任天堂、丸紅、ミスミG、ワークマン、ヤマダ電、ファンケル、DeNA、スシローGHD、サカイ引越、マクニカ富士、長府製、レノバ、日管財、アルペン、OBARA-G、マネックスG、ワールド、東計電算、スパークス G、アバント、シグマクシス、ニッセイ、スペース、日本通信、TOA、アイネット、ブラインド、マークラインズ、フルサト、サイバネット、T&KTOKA、インテリW、富士石油、平安レイ、ティア、東都水、東京鉄、リンクバル、動物高医、AmidAHD
【海外】
中国4月貿易収支
英国金融政策発表
米3月消費者信用残高(5/8 4:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
