70.00円突破なるか、豪ドル円

[概況]

8日の東京外国為替市場は、豪ドル円が続伸した。背景には次の2つが挙げられる。まず1つ目は、豪中銀が声明で「必要に応じで債券購入を拡大」と追加緩和を示唆したこと。2つ目が、豪州の活動再開に関する報道だ。具体的には、国内の新型コロナウイルスの新規感染者が減少する中で、モリソン豪首相が感染抑制継続を前提に3段階の経済活動再開計画を発表したことだ。
これらを好感し、為替市場では豪ドル買いが活発に。豪ドル円は一時69.610円まで上昇し、昨日の高値を更新した。
 
さて、この後は米国の4月雇用統計に注目だ。仮に、結果がリスク選好姿勢へ傾斜させるような内容となれば、豪ドル円はさらに上値を伸ばす可能性が高い。その場合は、大台70.00円を上値目標として想定したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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