[概況]
11日の東京外国為替市場はリスク選好の流れが強まり、円が主要通貨に対して売られた。具体的には、米ドル円が高値107.025円、ユーロ円が高値116.605円、豪ドル円が高値70.160円まで上昇している。この円売りに関しては特段材料が出ていないため、先週の米雇用統計の結果を好感するムードが、週明けの東京市場でも継続したのだろう。さて、この後の為替市場は、米ドル円の動きに注目したい。
日足チャートを見ると、実線が20日移動平均線(107.10円近辺)に接近してきており、ここを突破できるかがポイントとなりそうだ。仮に同水準を上抜けた場合、次の目標は一目均衡表の雲の上限(107.60円近辺)が視野に入ってきそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
