日経ジャスダック平均は6日ぶり反落、投資意欲がやや後退
日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比39円40銭安い3228円33銭だった。米景気の先行き懸念から14日の日経平均株価が軟調に推移し、新興市場でも個人投資家の投資意欲がやや後退し売りが出た。ジャスダック平均は前日までで5連騰を演じていたこともあり、急ピッチの上昇に対する警戒感から利食い売りが優勢となった。
ジャスダック市場上場企業の決算発表も本格化しており、好業績銘柄に対する物色意欲はおう盛で、全般は狭い値幅でのもみ合い展開にとどまった。
市場では「新興市場ではこのところ株価が上昇する銘柄が目立ち利益確定売りが出やすかったとみられるが、個人が医薬品やバイオ関連などの好材料が出た銘柄を物色する流れは変わらない」との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で651億円、売買高は1億8265万株だった。
値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は475となった。
個別では、共同ピーアールがストップ安。エコミックは年初来安値を更新。ブロードバンドタワー、コスモスイニシア、シーズメン、麻生フオームクリート、ストライダーズが売られた。
一方、高橋カーテンウォール工業、シンデン・ハイテックス、ブロードバンドセキュリティ、日本ラッド、リバーエレテックがストップ高。SIホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、日本マクドナルドホールディングス、ZOA、歯愛メディカル、東洋合成工業など10銘柄は年初来高値を更新。五洋インテックス、野村マイクロ・サイエンス、アズ企画設計、フジタコーポレーション、ユークスが買われた。
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