日経ジャスダック平均は反発、買い戻しが広がる
日経ジャスダック平均株価は小幅反発した。終値は前日比3円04銭高い3231円37銭だった。
前日の米国株高や日経平均の上昇など外部環境が堅調に推移していることから、買い戻しの動きが波及した。経済活動の再開を期待した買いが優勢だった。テラなどのバイオ関連株やオンライン医療関連株には個人投資家の物色の矛先が向かった。しかし、売買代金の盛り上がりは欠いていたため、迫力不足の感は否めなかった。
市場では「個人投資家は、新興市場上場企業の好決算銘柄を中心に投資資金を振り向けており、目先はこうした流れが続こう」との見方をしており、今後も底堅く推移しそうだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で505億円だった。売買高は1億2892万株。
値上がり銘柄数は321、値下がり銘柄数は304となった。
個別では、テラ、シーズメン、ユビキタス AIコーポレーション、KeyHolder、高見沢サイバネティックスがストップ高。日本ラッド、スペースシャワーネットワーク、共栄セキュリティーサービス、エヌジェイホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ブロードバンドセキュリティ、野村マイクロ・サイエンスなど4銘柄は年初来高値を更新。ヤマト・インダストリー、テクノクオーツ、クルーズ、ザインエレクトロニクス、ケイブが買われた。
一方、シンクレイヤ、テリロジーが一時ストップ安と急落した。エコミック、アンビスホールディングス、スターツ出版は年初来安値を更新。トレイダーズホールディングス、高橋カーテンウォール工業、ビーイング、ジェーシー・コムサ、大伸化学が売られた。
