「18974.00円」

「18974.00円」
 
2020年3月月中平均18974.00円。
2019年3月月中平均21414.88円からは2440円の低下。
率にして11.3%の下落となった。
これから1年何かにつけてこの数字が影のように付きまとうのが機関投資家の世界でもあろう。
ちなみにTOPIXの3月月中平均は1385.56ポイント。
昨年3月月中平均は1602ポイントだった。
スタート台が低いだけ気が楽な人たちもいるかも知れない。
 
人の姿が減った東京都心部でのインタビューを見ていると、いろいろな声がある。
「なぜ出勤しているのですか」。
「こんな状況でメールは結構くるのでチェックしないといけないし。
今までなら終わった後の一杯が楽しみだったんだけど、今はナシ」と初老の紳士氏。
間違ってはいない。
でも、わざわざメールのチェックだけに出社する意味ってどこにあるのだろう。
メールのチェックだけなら家のパソコンでも携帯でもできる。
業務になんら支障はない。
15年前なら「メールのチェック」というのは出社の理由になった。
しかし今でもそんな声が聞こえるというのは不可解だ。
企業に寄っては半分づつの輪番体制のところも多い。
突き詰めて考えるとそれで仕事の中身やサービスの質が低下しないなら、もともと半分は要らなかった。
と言えなくもない。
アフターコロナに待ち受けているものは、歴史的に生息している社畜の一掃なのかも知れない。
「会社に存在していることで給料をもらう」のではなく「何をどうしたか」でその成果物によって給料をもらう。
年功序列は消えてきたが実力主義がなかなか浸透しなかった日本。
その意味では節目を迎えているようだ。
 
 
「名古屋飛ばし」とか言われているのが愛知県。
大村知事は「法律に基づく緊急事態宣言の対象地域に愛知県も指定いただけるよう、国に要請した」。
また大村知事は「県としての緊急事態宣言」を発出することについても明言。
「緊急事態宣言を発出するとともに緊急経済対策もあわせて決定する」という。
内容については他の7都府県と「足並みをそろえてやっていくことになる」。
名古屋ってそんなに特殊な場所ではないと思うのだが・・・。
ちなみに・・・。
「名古屋飛ばし」とはさまざまなことが名古屋では行われないこと。
たとえば有名歌手のライブやイベント、有名チェーン店の進出、鉄道の停車などだ。
「地元住民は慣れているけど、まさか緊急事態宣言まで名古屋飛ばしとは」というツイートも見られる。
 

(櫻井)

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