米ドル円は一時108.195円まで下落。

[概況]

9日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は一時108.195円まで下落し上値が重い展開となった。発表された米新規失業保険申請件数(予想: 525万件 結果: 660.6万件)が市場の予想を上回り、2週間連続で600万件超となったことなどを受け、米経済や雇用に対する懸念などから米ドル円は下落。

その後も、米連邦準備制度理事会(FRB)が経済支援策として総額2兆3000億ドルの供給を発表したことで米ドルに対する需要逼迫が後退し上値が重い展開となった。

また、OPECプラスで日量1000万バレルの減産で暫定合意したことなども報じられたが、減産量が期待ほどではなかったとの見方などから原油価格は下落しており、米ドル円にも重石となりそうか。
テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(108.771円)を下抜けており、同線がレジスタンスとなる可能性も考えられそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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