【寄り付き概況】
10日午前の日経平均株価は、米連邦準備制度理事会(FRB)の大規模資金供給策発表を受けた前日の米国株の上昇など外部環境の好転が波及し、買いが先行している。日経平均株価は前日比154円30銭高の1万9500円07銭と反発して始まった。
9日のNYダウは前日比285ドル高の2万3719ドルと続伸。米連邦準備理事会(FRB)は一般企業に対する融資など2兆3000億ドルの緊急資金供給策を発表。大企業などから社債の買い取りを行うことも明らかにした。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も上昇して始まった。
為替は1ドル=108円50銭前後と円高水準で推移している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がりは倉庫、銀行、医薬品など。値下がり上位に石油、鉱業、保険など。
個別では、ファーストリテ、ファナック、富士フイルムが高く、TDK、信越化、安川電が買われている。半面、トヨタ、東エレク、7&iHDがさえない。
テクニカル的には東洋糖(2107)、早稲アカ(4718)、小津産業(7487)が動兆。
人気はテリロジー(3356)、中央化学(7895)、ソフトマックス(3671)、サイバーバズ(7069)、Kudan(4425)、Chatwark(4448)、ラクーン(3031)、アディッシュ(7093)、松屋(7317)、Macbee(7095)、競馬(9672)、農総研(3541)、PKSHA(3993)、ギフティ(4449)、HEROZ(4382)。
