14日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万8800円-1万9200円。
13日のNYダウ工業株30種平均は前週末比328ドル安の2万3390ドルで終えた。米主要企業の20年1~3月期の決算発表を控え、新型コロナによる業績悪化を懸念した売りが優勢だった。
日本企業の業績悪化も意識されそうだ。SBGは13日、20年3月期の最終損益が7500億円の赤字(前の期は1兆4111億円の黒字)になったと発表した。新型コロナによる市場混乱でソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先企業の価値が減少したことなどが響いた。
新型コロナウイルスの流行による企業業績への影響が見極めづらく、様子見ムードが継続しそうだ。市場参加者が減少するなか、時間外取引での米株価指数先物の動きに影響されやすい状況も続くとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(13日終値は107円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の半ば(同118円09-13銭)と、やや円高方向に振れていることも重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日大阪取引所終値比20円高の1万9090円だった。
日程面では、海外で中国の3月の貿易収支のほか、3月の米輸出入物価指数など。IMFの世界経済見通しも発表される。
【好材料銘柄】
■インターライフホールディングス <1418>
今期経常は3%増益へ。
■JESCOホールディングス <1434>
12-2月期(2Q)経常は2.1倍増益。
■トライステージ <2178>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.25%にあたる225万株(金額で5億5350万円)を上限に、4月14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■いちご<2337>
前期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ。
■ファーマライズホールディングス<2796>
6-2月期(3Q累計)経常が3.4倍増益で着地・12-2月期も2.4倍増益。
■プロパスト<3236>
今期経常を一転27%増益に上方修正。
■スタジオアタオ<3550>
前期経常は6%増で8期連続最高益、今期業績は非開示。
■東名<4439>
上期経常は47%増益で着地、今期配当を10円に修正。
■ヴィッツ<4440>
上期経常が28%増益で着地・12-2月期も62%増益。
■Link-U<4446>
人気無料動画アプリ「BuzzVideo」を運営するByteDanceと業務提携。BuzzVideoで新規開設するマンガチャンネルを共同運営する。
■ヘリオス <4593>
体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とする国内治験の計画を変更し、新型コロナウイルス肺炎由来のARDS患者の組み入れを開始する。
■ファミリーマート<8028>
今期税引き前は80%増で5期ぶり最高益、8円増配へ。
■アイスタディ <2345>
ネクスグループ <6634>とテレワークや教育ICT分野などで業務提携。
■大戸屋ホールディングス<2705>
新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、特別株主優待を実施。20年3月末時点で100株以上保有する株主に対し2500円相当、500株以上保有する株主に2万5000円相当のお弁当券(兼お食事券)を追加で贈呈する。
■コスモス薬品<3349>
6-2月期(3Q累計)経常が8%増益で着地・12-2月期も31%増益。また、5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■テクノホライゾン・ホールディングス<6629>
パナソニック <6752> へVieureka(ビューレカ)プラットフォーム対応カメラ「VRK-C301」を提供開始。
【主な経済指標・スケジュール】
14(火)
【国内】
《決算発表》
東宝、松竹、吉野家HD、クリレスHD、マネフォワ-ド、乃村工、ドトル日レス、S Foods、北の達人、ベイカレント、パルGHD、サーバーワクス、TKP、メディアドゥ、UUUM、RPA、IDOM、テラスカイ、ダイト、SFP、タマホーム、松屋、ベクトル、キャンドゥ、柿安本店、古野電、スタジオアリス、Gunosy、大庄、ロゼッタ、リックソフト、バリュエンスH、アオキスーパー、三陽商、ライトオン、タキヒヨー、ピックルス、トウキョベース、串カツ田中、セラク、ウォンテッドリ、ロコンド、アクトコール、シンメンテHD、トレファク、ハブ、ポプラ、ALiNK、U&C、AHCG、エディア、アクアライン
【海外】
中国3月貿易収支
IMFによる世界経済見通し公表
《米決算発表》
JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ジョンソン・エンド・ジョンソン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
