買い優勢、新型コロナ警戒も強弱感対立か

【寄り付き概況】

 
14日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比106円90銭高の1万9150円30銭。前日に455円安と大幅に下げたことを背景に、自律反発狙いの買いが先行した。
 
新型コロナウイルスの感染拡大が国内で歯止めがかからないなか、積極的にリスクをとる動きは期待しにくい環境が続いている。ただ、業態によっては相対的に買いが優勢となるところも出ている。
 
前日の米国株市場ではNYダウが大幅反落したもののハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が上昇したことも買い安心感をもたらした。ナスダック総合指数は続伸歩調を続けており、半導体関連株などが強い動きでフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も堅調だった。
東京株式市場でも新型コロナの影響を受けにくいIT系の内需株や半導体セクターなどが強い動きを示す可能性がある。政策への期待はあるものの、決算発表シーズンを控え企業業績への影響が引き続き懸念され、1万9000円近辺は強弱感が対立しそうだ
 
2020年3月期の最終損益が7500億円の赤字となったと13日に発表したソフトバンクグループ(SBG)は売り気配で始まった。
 
電気・ガスや鉄鋼が上昇。証券や空運が安い。
 
東京エレクトロン、SUMCOなど半導体関連株が強調展開をみせている。

テクニカル的には、東建(1766)、ファーマライズ(2796)、ホギ(3593)、アドソル(3837)、ジャスト(4686)、サイボウズ(4776)、オカモト(5122)、KeePer(6036)が動兆。
 
人気はメドレックス(4586)、関通(9326)、ステムリム(4599)、第一商品(8746)、セントラル警備(9740)、キーウェア(3799)、バルテス(4442)、木村工機(6231)、SHIFT(3597)、ローツェ(6323)、トビラ(4441)、東洋紡(3101)、シキボウ(3109)、アディッシュ(7093)、ファイズ(9325)。

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