[概況]
14日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.530円まで下落し上値が重い展開となっている。日経平均株価などが堅調に推移する一方で、軟調な原油価格の動向などが、米ドル円の重石となっているようだ。
先日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成されるOPECプラスにおいて減産に向けての最終合意に至ったものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた、現在の需要環境に対して原油相場の安定化には不十分との見方などもあるようだ。
現在、欧州時間に入り米ドル円は107.640円付近で推移しており、祝日明けとなる欧州勢の動向にも注目したい。テクニカル的には米ドル円は引き続き5日移動平均線(108.235円)付近をレジスタンスとしながらの推移となりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
