日経平均株価、一時上昇も小幅安

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比25円75銭安の1万9613円06銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、0.55ポイント安の1432.96で始まった。
 
後場の日経平均株価は一時小幅の上昇に転じた後、小幅安に転じ、東証株価指数(TOPIX)は下げ幅を縮小した。前場に売られた自動車や大手銀行など大型株に押し目買いが入ったが、買いは続かなかった。
外国為替市場では、1ドル=107円10銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友が下げ渋り、トヨタ、ダイキンも下げ幅を縮小。国際帝石は下値もみ合い。
半面、ファーストリテが高く、ソフトバンクGはしっかり。東エレク、アドバンテスは値を保ち、キーエンスは堅調となっている。
 
米国市場が強い値動きを見せる中、日経225先物は1万9500円を挟んでのこう着ではあるが、昨日の大幅上昇の反動や節目を突破したことにより利益確定も出やすい水準であり、戻りの鈍さはそれほど嫌気されていないだろう。
 
日経平均の日足チャートを見ると、1万9400円近辺に位置する5日移動平均線を割り込むことなく、前引けでは1万9500円台をキープ。
ひとまず目先調整の範囲内と言えるだろう。
NYダウ先物が時間外取引で下落しているものの、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数は小動き。TOPIXが0.54%の下落で前場を折り返しているため、後場には日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施される公算が大きい。積極的に上値を追う材料こそ乏しいものの、後場も日経平均は底堅く推移しそうだ。
 
 
 
 
 

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