[概況]
15日の欧米為替市場は、米ドル円の上昇が目立った。上昇の理由は、米国の経済指標である。昨夜発表されたのは、NY連銀製造業景気指数、米小売売上高、米鉱工業生産で、いずれも予想を下回る結果だった。
これが為替市場に有事の米ドル買いを誘発させたと思われる。値動きを見ると、米ドル円は指標の内容が伝わった直後から買いが優勢で、高値を107.875円とした。ただそれ以降はNYダウの低調さが嫌気されたのか、再び107円台前半まで弱含んだ。終値は107.420円である。
さて、この後の米ドル円はこのところの下値である107.00円をサポートとしながら、大台108.00円を再びトライする展開を予想する。仮に同水準を突破した場合の次の上値目標は、4/6の高値108.580円となりそうか。
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