【寄り付き概況】
16日午前の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした米経済指標の悪化を嫌気したnyダウ工業株30種平均の下落などを受けて、日経平均株価は前日比238円79銭安の1万9311円30銭と続落して始まった。
前日の米国株市場では事前予測を大幅に上回る落ち込みをみせた経済指標が相次ぎ、NYダウが大引けこそ下げ渋ったものの一時700ドルを超える大幅な下げをみせ、東京株式市場でもリスク回避ムードが強い。
新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要の低下懸念から、米原油先物相場も大幅安となり、一時1バレル19ドル台と18年ぶりの安値に沈んだことも投資家心理を冷やしている。米経済の急激な落ち込みを横目に、東京株式市場でも企業業績の先行きに警戒ムードが強い。ただ下値では日銀のETF買いなども予想され、売り一巡後はやや下げ渋る展開も想定される。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落している。業種別のTOPIXは銀行、不動産など安い。
個別では、住友不、三菱重、日産自は安い。ファーストリテ、トヨタが安く、富士通、SOMPOも売られた。パナソニック、リクルートHD、中外薬はさえない。
半面、味の素が逆行高。ニチレイ、エムスリ、NTT、中部電も買われた。
テクニカル的にはクスリアオキ(3549)、コーエー(3635)、セグエ(3968)、有機薬(4531)、日ペ(4612)、日エンタ(4829)、IRJ(6035)、SMC(6273)、富士通(6702)、日光電(6849)、ホトニクス(6965)、スギ(7649)が動兆。
人気は串カツ(3547)、ツナグ(6551)、PR(3922)、IDOM(7599)、JMDC(4483)、ランサーズ(4484)、リックソフト(4429)、インスペック(6656)、ウェーブロック(7940)、アルバイト(2341)、ダイト(4577)、AICROSS(4476)、ビザスク(4490)、ヨシムラ(2884)。
