日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比15円36銭高い3089円43銭となった。一時は3099円20銭と、取引時間中としては3月11日以来の高値を付けた。
前日の米国株高などを映して買い先行でスタートしている。新型コロナウイルスの感染拡大で相場が大幅下落する過程で連れ安した銘柄に対し、個人の押し目買いが続いた。米国の経済再開指針を受けた東京株式市場の主力株の上昇も相場を支えた。
市場では「新型コロナ関連銘柄のうち、マスク関連などすでに個人投資家の資金が入っていた銘柄には売りが出て、新規の好材料が出た銘柄に資金が移るという循環物色が続いている」と、本格的なリスクオン相場ではないとの見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で266億円、売買高は5816万株。
値上がり銘柄数は389、値下がり銘柄数は201となった。
個別では、エヌアイデイ、大村紙業が一時ストップ高と値を飛ばした。日本マクドナルドホールディングス、オーシャンシステム、山田債権回収管理総合事務所、日本ユピカ、中央化学など6銘柄は年初来高値を更新。石垣食品、CSSホールディングス、ネクストウェア、イメージ情報開発、アルファクス・フード・システムが買われた。
一方、出前館、第一商品、ホーブ、オータケ、セリアが売られた。
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