【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価が前営業日比150円高前後と前場の終値に比べ上昇幅を小幅に拡大させている。
原油相場が上昇し、買い戻しが優勢となった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれもしっかり。輸出関連株の一角に買いが入っている。
外国為替市場では、1ドル=107円70銭近辺で推移。中国の上海総合指数は下落している。
個別では、ファナックが値を上げ、村田製も堅調。武田が買われ、ソニー、トヨタは小幅高。サイバエジェが高値圏でもみ合っている。ソフトバンクG、KDDIも買われている。
半面、東エレク、アドバンテスがさえない。キーエンスは値を消している。エーザイが大幅安。任天堂は甘い。神戸物産、リクルートHDも軟調となっている。
日経平均は、しばらくは2万円を手前に、1万9000円台でこう着感を強めていきそうだ。今週21日に5日移動平均線を割り込んでからは、上向きを保つ25日線と下降する5日線に挟まれた狭い範囲での動きを継続している。
こうした中、本日は個人投資家によるマザーズ銘柄の人気化が再燃している。日経平均が前引け時点で0.67%と小幅高に留まっている一方、マザーズ指数は3%を超える上昇だ。
