日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前週末比38円44銭高い3119円83銭となった。前週末の米国株高など外部環境の落ち着きを眺めて投資家心理が改善し、買いが先行。新型コロナウイルスの感染拡大が企業業績を下押しするとの懸念が残るものの、日経平均株価が高値圏で推移した。新興市場でも個人投資家を中心とした買いが相場を押し上げた。
市場では「個人投資家の投資意欲が戻ってきつつあり、テレワーク関連や医薬品関連銘柄などテーマ性に着目し資金が向かいやすい」との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で198億円、売買高は5209万株。
値上がり銘柄数は482、値下がり銘柄数は126となった。
個別では、環境管理センター、フューチャーベンチャーキャピタルがストップ高。秋川牧園、ジェーソン、大田花き、NaITOは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、セリア、ジェーシー・コムサ、テイツー、マツモトなど7銘柄は年初来高値を更新。コックス、アズジェント、協立エアテック、日本パレットプール、テラが買われた。
一方、エヌアイシ・オートテック、スターツ出版が年初来安値を更新。中京医薬品、ケイティケイ、ファミリー、大谷工業、アクセスグループ・ホールディングスが売られた。
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