[概況]
27日の欧米為替市場は、米ドル円が買い戻された。目新しい材料は出ていないが、それまで売られていた反動の動きが強まったと思われる。米ドル円は日銀の金融政策決定会合を受けた失望感によって、東京時間中は売りが優勢であった。値動きを見ると、安値106.980円まで下落した米ドル円は、NY時間が始まる頃から買い戻しが入り、水準を107.20円近辺まで回復させた。終値は107.270円である。
さて、このところの為替市場は、新型コロナウイルス関連の報道によるネガティブな動きが、少なくなってきているように見受けられる。
ただ、明確な方向感は生まれるのは、日本時間の30日の未明に発表されるFOMCの結果を受けてからではないだろうか。というわけで、28日の東京時間の米ドル円は、107.00円~108.00円を中心とするレンジ内の動きにとどまりそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
