続伸後、もみ合い展開か

28日の日経平均株価は続伸後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9600円-1万9980円。
 
きのう27日の堅調な地合いや、現地27日の欧米株式が上昇したことを受け、買いが先行するとみられる。
ただ、20年3月期の決算発表が本格化するなか、新型コロナウイルスの影響から先行き業績が読みづらく、来期予想を未定とする企業も多く、積極的な売買が控えられる場面も想定される。
明日は東京株式市場が休場、30日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える。持ち高を一方向に傾ける動きは限られるだろう。日経平均の上値は前日の終値(1万9783円)を100円程度上回る1万9900円前後にとどまりそうとの声があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日大阪取引所終値比70円高の1万9790円だった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(27日終値は107円22-23銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=116円台の前半(同116円24-28銭)と円高方向に振れている。
 
 
【好材料銘柄】
 
■イビデン<4062>
前期経常が上振れ着地・今期は26%増益へ。
 
■塩野義製薬<4507>
新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチンの開発を正式決定。
 
■ダイト<4577>
富士フイルムと抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の製剤工程における受託製造で合意。9月からアビガンの製造を開始する予定。
 
■秀英予備校<4678>
前期経常を4.4倍上方修正。
 
■寺岡製作所<4987>
前期経常を4倍上方修正。
 
■トーアミ<5973>
前期経常を45%上方修正。
 
■ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>
アンジェス <4563>と大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチン共同開発に参画。メタボロミクスを用いたバイオマーカーの探索を共同で進める。
 
■ルネサスエレクトロニクス<6723>
1-3月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地、未定だった上期配当は無配継続。
 
■能美防災<6744>
前期経常を26%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■PLANT<7646>
上期経常を4倍上方修正。
 
■スリー・ディー・マトリックス<7777>
新型コロナウイルス抗体検査キットの開発決定。既に欧米向けに新型コロナ抗体検査キット供給を開始しているPrometheus Bio社と協力する。
 
■テリロジー<3356>
長崎港停泊中の大型クルーズ船乗組員の医療機関への受け入れ支援として医療通訳サービスを無償提供。
 
■グッドコムアセット<3475>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.57%にあたる34万株(金額で5億1000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から21年4月30日まで。
 
■コーエーテクモホールディングス<3635>
前期経常は3%増で3期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は11%増益、今期業績は非開示、前期配当を9円増額。
 
■SBテクノロジー<4726>
今期経常は19%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期も30円継続へ。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
28(火)
【国内】
3月失業率(8:30)
3月有効求人倍率(8:30)
《決算発表》
NTTドコモ、キーエンス、OLC、信越化、JR東日本、富士通、NRI、シマノ、LINE、東ガス、小林製薬、ANA、ヤマトHD、ヒューリック、中国電、邦ガス、SCSK、レーザーテク、ZOZO、山崎パン、日通、ポーラオルHD、SBI、日立物、NSSOL、NESIC、マブチ、ゼオン、九電工、四国電、関電工、ショーワ、テクノプロHD、トクヤマ、ISID、日電硝、日本電設、中電工、東海理化、オークマ、トッパン・F、コメリ、兼松エレク、タダノ、西ガス、栄研化、MARUWA、モリタHD、岡三、フューチャー、EMシステムズ、Vコマース、ゼンリン、木曽路、Aiming、エリアリンク、バンクイノベ、プロパティD、ネットイヤー
 
【海外】
FOMC(~4/29)
米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米4月消費者信頼感指数(23:00)
《米決算発表》
ファイザー、ペプシコ、メルク、UPS、スリーエム、キャタピラー、スターバックス、グーグル
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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