7円安と小反落、原油安を警戒

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は前日の原油市況の急落などを警戒した売りが先行し小反落して始まった。始値は前日比7円04銭安の1万9776円18銭。前日に500円以上上昇した反動で、小口ながら戻り待ちの売りが先行した。
 
前日の米国株市場では徐々に経済活動を再開させる動きを手掛かり材料にNYダウが4連騰と戻り足を強めており、東京株式市場もこれに追随する動きが期待されるところだが、前日に日経平均は500円を超える上昇をみせていることもあって、上値も重い展開。
明日は東京株式市場が休場となることで、様子見気分が広がりやすいほか、今後本格化する企業の決算発表を見極めたいとの思惑や、日本時間30日未明に結果が判明するFOMCなどを前に目先的に一方向にポジションを傾けにくい状況ではある。
 
個別では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGが売られ、東エレク、アドバンテス、信越化などの半導体関連株も値を下げている。日本製鉄、JFEの鉄鋼株や武田、第一三共の薬品株も軟調。アンリツ、富士フイルム、カネカが、帝人、東レも小甘く、任天堂は続落している。
半面、三菱UFJ、みずほFG、三井住友のメガバンク株や村田製、太陽誘電、ファナック、日本電産の電子部品関連株が買われ、コマツ、日立建機、郵船、商船三井、川崎船が値を上げている。東京ガス、大阪ガスのガス株やJAL、ANAの空運株も上昇し、ファーストリテは続伸している。

テクニカル的には鳥越粉(2009)、デジア(2326)、LINE(3938)、レンゴー(3941)、住友化(4005)、三菱ケミ(4188)、日油(4403)、ZHD(4689)、アルファシス(4719)、ウェザー(4825)、ニチアス(5393)、鋳鉄管(5612)、エラン(6099)、丸山製(6316)、荏原実業(6328)、マキタ(6586)、オムロン(6645)、正興電(6653)、キーエンス(6861)、パラマウント(7817)、山善(8051)、アドバンスク(8798)、トナミ(9070)、C&F(9099)、テレ東(9413)、GMO(9449)、広ガス(9535)、燦(9628)、競馬(9672)が動兆。
 
人気は有機合成(4531)、TSI(3608)、コロプラ(3668)、沖縄セル(9436)、シンメンテ(6086)、ヴィンクス(3784)、エードット(7063)、アドベンチャー(6030)、Klab(3656)、阪和興(8078)、豊和工(6203)、スマレジ(4431)、テラグローブ(6627)、シノブス(4428)、スペースマ(4487)。
 

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