東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比14.06ポイント高い774.20と2月26日以来2カ月ぶりの高値となった。前日の米国株高を背景にしたマインド改善の流れが続き、続伸して引けた。マザーズ指数が反落した後に切り返すなど、新興企業市場は腰の強さを印象付けた。個人投資家に人気の高いアンジェスが騰勢を強め、他のバイオ関連株にも買いが広がっているほか、松屋R&Dなどの直近IPO銘柄も出直ってきていた。
金融市場全般が落ち着きを取り戻し始めているため、市場関係者からは「市場心理の改善を背景に、しばらく底堅い値動きが期待できる」との声が上がっていた。
値上がり銘柄数は211、値下がり銘柄数は104となった。
個別では、ビープラッツ、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、NexTone、ジャパンインベストメントアドバイザーがストップ高。カヤックは一時ストップ高と値を飛ばした。cotta、ベガコーポレーション、クラウドワークス、バリューデザイン、弁護士ドットコムなど8銘柄は年初来高値を更新。リンクバル、SBⅠインシュアランスグループ、神戸天然物化学、ベルトラ、AppBankが買われた。
一方、ハイアス・アンド・カンパニーが年初来安値を更新。フロンティアインターナショナル、ライトアップ、メドピア、ピアズ、メドレックスが売られた。
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