大幅反発、3月上旬以来の2万円台回復

【寄り付き概況】

30日の日経平均株価は大幅に反発して始まった。取引時間中としては3月9日以来、約2カ月ぶりに2万円台に乗せた。始値は前営業日比334円49銭高の2万0105円68銭。
 
前日のNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が急上昇したことで、東京株式市場でもリスク選好の流れが強まった。
日経平均は寄り付き早々に2万円大台を回復。29日のFOMCでFRBが無制限量的緩和の継続などを決定し、金融緩和環境が継続するとの思惑が市場心理をポジティブに傾けているほか、バイオ製薬のギリアドが新型コロナウイルス治療薬の治験で有効性を示したことを発表しており、経済活動再開への期待を後押しするものとして好感されている。
 
東京株式市場では3月の鉱工業生産指数が発表されたが、大幅な悪化は事前に想定されたことで影響は限定的とみられている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
 
個別では、取引時間前に2020年3月期の最終損益の赤字幅拡大を発表したソフトバンクGは上昇、28日に決算を発表したキーエンスも買われた。オークマやアルプスアルの上げが大きい。ファナック、ファーストリテ、東エレクもしっかり。
半面、NTTドコモ、KDDI、JR東日本がさえない。

テクニカル的にはBRHD(1726)、きんでん(1944)、NESIC(1973)、イージェイ(2153)、システナ(2317)、CDG(2487)、あらた(2733)、ワッツ(2735)、トーメンデバ(2737)、東エレデバ(2760)、ソリトン(3040)、ダイワボウ(3107)、GMOPG(3769)、JSR(4185)、アステラス(4503)、クリエート(5187)、日フィルコン(5942)、長府(5946)、ダイフク(6383)、CKD(6407)、JES(6544)、レーザレック(6920)、図研(6947)、MSOL(7033)、キャノン電(7739)、前田工繊(7821)、アートネ(7823)、兼松エレ(8096)、スマートバリュ(9417)、太田昭和(9658)、ナガワ(9663)、TKC(9746)、加藤産業(9869)が動兆。
 
人気は日リーテック(1938)、フォーラムエンジ(7088)、九州FG(7180)、手間いらず(2477)、ダイト(4577)、ヤマハMR(6274)、環境管理(4657)、朝日イン(7747)、カワニシ(2689)、ミンカブ(4436)、シンバイオ(4582)、九電工(1959)、PCA(9629)、SHOEI(7839)、ワイヤレスヘート(9419)。

 

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