東証マザーズ指数は前営業日比17.24ポイント高の791.44ポイントと5日続伸。
2月25日以来の800ポイント回復に接近した。
前日の米国市場では主要株価指数が大きく上昇していた。この流れを受けて、日経平均も3月6日以来約2カ月ぶりに2万円の大台を回復するなど、個人投資家センチメントも向上し、中小型株も景気敏感の大型株に負けじと上昇した。
テクニカル的にはマザーズ指数は今週に入ってから27日には終値ベースで75日移動平均線を突破し、28日には5日線が75日線を上抜いた。
新型コロナのワクチン開発を手掛けるアンジェスは23%上昇し、1銘柄でマザーズ指数を約11ポイント押し上げた。PSS、NexTneも上伸したが、CSC、メドレーは売られた。
マザーズの売買代金が2019年2月5日以来ほぼ1年3カ月ぶりに2000億円を超えるなど、投資意欲は急回復している。
売買代金は概算で2188.67億円。騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり107銘柄、変わらず14銘柄となった。
個別では、富士山マガジンサービス、アズーム、Aiming、sMedio、UUUMなど8銘柄がストップ高。アドベンチャー、プレシジョン・システム・サイエンスは一時ストップ高と値を飛ばした。cotta、ベガコーポレーション、クラウドワークス、JIG-SAW、バリューデザインなど10銘柄は年初来高値を更新。アンジェス、イーエムネットジャパン、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、ブランジスタ、ベストワンドットコムが買われた。
一方、サイバーセキュリティクラウド、メドレー、ミクリード、松屋アールアンドディ、MRTが売られた。
