日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前営業日比29円96銭高い3169円19銭だった。
前日の米国株の上昇などを背景に買いが優勢となった。新型コロナウイルスの治療薬開発への期待感から日本株市場全体が上昇するなか、新興市場でもバイオ関連を中心に幅広い銘柄が買われた。緊急事態宣言の延長方針が伝わり、巣ごもり関連銘柄の上昇も目立った。
シンバイオ、リプロセルなどのバイオ関連株など個人投資家の関心の高い銘柄やワークマン、ハーモニック、東映アニメなどの指数寄与度の高い銘柄に買いが集まった
市場では「相場は新型コロナ収束後の銘柄を模索し始めており、個人投資家のセンチメントは上向いており、目先は戻りを試しそうだ」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で521億円と3月17日以来、約1カ月半ぶりの多さだった。売買高は1億4261万株だった。値上がり銘柄数は457、値下がり銘柄数は178となった。
個別では、テラ、ランシステムがストップ高。クルーズ、シンバイオ製薬、テーオーホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、テイツーなど3銘柄は年初来高値を更新。NITTOKU、ホロン、スペースシャワーネットワーク、東洋合成工業、日邦産業が買われた。
一方、秋川牧園、環境管理センター、チエル、コーユーレンティア、遠州トラックが売られた。
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