弱含みの展開か

5月1日の日経平均株価は反落後、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9800円-2万円。
4月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比288ドル安の2万4345ドルで終えた。1~3月期の決算を発表した米アマゾン・ドット・コムや米アップルの株価が時間外取引で下げたことも、東京株式市場で投資家心理を冷やす要因になるだろう。
 
日経平均は今週に入って900円超上昇し、前日には2カ月ぶりに2万円台を回復した。5連休を控えることもあり中長期的な資金の流入は控えられるとみられ、ポジション調整の売りが優勢となる場面もありそうだ。一方、値動きの軽い中小型株には、短期的な資金を中心に引き続き物色の矛先が向かいそうだ。
市場では1万9900円が下値メドになるとの声があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日大阪取引所終値比70円安の1万9990円だった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(4月30日終値は106円59-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同116円00-04銭)と円安方向にあり、輸出関連銘柄には下支えとなりそう。
 
日程面では、きょうは4月の都区部CPI、4月の自動車販売台数など。海外では4月の米ISM製造業景況感指数、3月の米建設支出など。欧州やアジア主要市場は休場。
 
【好材料銘柄】
 
■ウェルネット<2428>
7-3月期(3Q累計)経常が52%増益で着地・1-3月期も39%増益。
 
■日本食品化工<2892>
今期経常は2.6倍増益、15円増配へ。
 
■アスコット<3264>
上期経常は黒字浮上・通期計画を超過。
 
■システムリサーチ<3771>
前期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■テラスカイ<3915>
今期最終を一転2.5倍増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■すららネット<3998>
1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■Jストリーム<4308>
前期経常は76%増で上振れ着地・12期ぶり最高益・1-3月期(4Q)経常は52%増益、今期業績は非開示。
 
■東和薬品<4553>
前期経常を一転9%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ペプチドリーム<4587>
特殊ペプチドを用いた新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス治療薬の研究開発を開始。
 
■フューチャー<4722>
アンジェス <4563> や大阪大学が進める新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチン共同開発に参画。抗体誘導ペプチド推定AIによって、抗原配列などの最適かつ効率的な設計に貢献し、次世代ワクチンの開発スピードを向上させる。
 
■倉元製作所<5216>
東証が同社株式の上場維持を発表。また、20年12月期第2四半期に債務免除益11億円を特別利益に計上する。
 
■日本インシュレーション<5368>
前期経常を26%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
 
■野村マイクロ・サイエンス<6254>
前期経常を28%上方修正。
 
■アクモス<6888>
7-3月期(3Q累計)経常は47%増益・通期計画を超過。
 
■クロップス<9428>
前期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■東京都競馬<9672>
1-3月期(1Q)経常は42%増益で着地。
 
■カゴメ<2811>
1-3月期(1Q)税引き前は47%増益で着地。
 
■オプティム<3694>
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の特別定額給付金事業を実施する地方公共団体にリモートサポートサービス「Optimal Remote」を無償提供。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
1(金)
【国内】
日銀金融政策決定会合議事要旨(3/16開催分)
4月都区部消費者物価指数(8:30)
4月新車販売台数(14:00)
4月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
三井物、協和キリン、野村不HD、八十二、ジョイ本田、TKC、アクシアル、兼松、タキロンシーアイ、インソース、三協フロン、手間イラズ、イチネンHD、ハリマ化成G、電算システム、アルインコ、JIA、千趣会、JUKI、共和レザ、クリエート、ダイナックHD、高松機械、SDSバイオ、ジャパンF、東海リース、ニチダイ、シスロケ、京写、YKT、プロルート、東北化学、タウンニュース、セキド
 
【海外】
米4月ISM製造業景気指数(23:00)
《米決算発表》
エクソンモービル、シェブロン

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次