ジャスダック市場は、新型肺炎の感染拡大による国内企業の業績悪化懸念が拭えず、買い見送りムードの強い展開となった。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、国内の企業業績を下押しするとの懸念が出て新興市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。
新型コロナの感染拡大による企業活動の停滞で、産業用ロボットなどの受注減につながるとの見方からハーモニックが売られた。このほかマクドナルドやセリアが下落。
外出自粛で出前館、世界景気不安を反映した金価格高騰で第一商品がそれぞれ値上がりした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で402億円と、2019年11月22日以来の少なさだった。売買高は9122万株。値上がり銘柄数は315、値下がり銘柄数は311となった。
個別では、ヒビノ、翻訳センター、ジェイホールディングス、ナフコ、フジコーなど27銘柄が昨年来安値を更新。エッチ・ケー・エス、fonfun、昴、マツモト、エンチョーが売られた。
一方、地域新聞社がストップ高。ニックス、アトミクスは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイテック、ウチダエスコ、ロングライフホールディング、セレスポ、イワブチが買われた。
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