英中銀の緊急利下げを受け、英ポンド円が反発

[概況]

11日、東京外国為替市場の米ドル円は一時104.095円まで下落するも、その後は反発する展開となっている。前日、期待された米経済対策について詳細などの発表が行われなかったことなどから、期待感はやや後退し米ドル円は早朝から売りが優勢となった。ただ現在、欧州時間入ると、米ドル円は105.200円付近で本日の安値からは反発している。
 
一方で、クロス円では英ポンド円が一時136.54円まで上昇している。英中銀が政策金利を0.75%から0.50ポイント引下げ0.25%へ緊急利下げを発表した。これらの内容を受け英ポンド円は一時的には売られたものの、その後は上昇。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響の対策として好感され英ポンド円は買いに転じたようだ。この後は2月米消費者物価指数(予想:前年比2.2% 前回:前年比2.5%)など米経済指標の発表などが予定されている。
 
テクニカル的には米ドル円は上値付近に控える一目均衡表の転換線(106.430円)付近がレジスタンスとなる可能性が考えられそうか。一方、英ポンド円では引き続き5日移動平均線(136.28円)付近がレジスタンスと予想する。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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